この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
地主の父から兄弟3名で3分の1ずつ相続した共有物件について、さらに相続が発生した場合にご相談者様のお子様に負担がかかることから、共有状態を解消したいというご相談でした。共有地の大半はかなり昔からの借地となっており、測量も必要な状態でしたが、調停を提起して話し合いでの解決をはかることとなりました。
解決への流れ
調停手続に2年半ほどかかりましたが、50近い共有物件について、共有関係を解消し単独所有とする部分と、共有のまま売却をして売却代金を分割する部分など、複雑な共有物分割となりましたが、いずれにせよ、共有関係を解消して、お子様がご相談者様の不動産を相続されたときに、無用な紛争が起こりやすいような状態を解消し、また、売却代金等により、かなりの利益を実現することができました。
共有物件が50近くもあるものをいっぺんに分割するという、これまで手がけた中でもっとも大規模な共有物分割の事案であり、それだけに解決までに時間がかかりました。ただ、司法書士や税理士、測量士とも連携しながら、登記の原因や税金の関係を踏まえた分割方法、測量の実施など、他士業の方とも連携しながら、ご満足いただける内容で解決をすることができたと考えておりますし、依頼者様からも感謝のお言葉をいただくことができました。法務局に出向いて登記官と協議をするなど、困難な場面もありましたが、それだけに、思い出に残る事件となりました。