この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
相談者様の父親が亡くなり、父親の遺産を整理していたところ、父親の名義だと思っていた実家の底地が曽祖父の名義になっていることが判明し、弁護士への相談に至りました。曽祖父の名義のままでは、実家の管理や処分に支障があるため、相談者様への名義移転を希望されました。
解決への流れ
弁護士が曽祖父の相続人を調査したところ、当時60名超であることが判明し、相続人全員の了解を得ることは困難と思われました。この案件では、曽祖父→祖父→父親へと不動産の相続が行われており、実家の底地については単に登記を失念してしまった事案と考えられましたので、時効により底地の名義移転を行うことができると判断し、相談者様が相続人60余名に対し訴訟を提起するという方法で、実家底地の名義移転を行うことができました。
本件では、60余名の相続人の方々のうち、数名しか相談者様に面識がありませんでした。そのため、訴訟提起の前に、相続人の皆様へ弁護士よりお手紙を出させて頂き、本件では時効が成立する可能性が高いこと、相続人の皆様に金銭的負担が一切生じないことを説明いたしました。その結果、訴訟では相続人の皆様からの反論はなく、円滑に進行することができました。相手方多数の事案ではありましたが、実質的に対立関係にはないため、争いにならないよう心がけて事件を進めました。