この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
SNSで出会った女性とラブホテルに行き、女性の首を絞め気絶させたあと、バッグを奪って逃走したとして、強盗殺人未遂の容疑で逮捕された事案。依頼者さまの父親が来所され、話を伺ったあとすぐに警察署へ接見に向かいました。依頼者さまは、初対面の女性とラブホテルへ入ったこと、首を絞めたこと、バッグを奪ったことは認めたものの、強盗するつもりはなかったと主張。現場の状況や依頼者さまの言い分から、強盗目的は否定できると判断。厳しい戦いにはなると伝え、ご依頼をいただきました。
解決への流れ
取り調べに対しては黙秘を続けましたが、強盗殺人未遂罪で起訴。裁判員裁判では、監視カメラ映像や凶器を持っていなかったことなどを根拠に、当時の行動が強盗犯人であれば不合理であることを主張。結果、首を絞めたことから殺意については肯定されましたが、強盗目的については否定され、検察官の求刑(懲役15年)の半分以下の判決(懲役7年)を獲得しました。
犯行直後にネットニュースにも掲載された事案でした。世間の持つ「凶悪な犯罪者」とは、いかにメディアに植え付けられた実態とかけ離れたものであるということを痛感しました。あらためて、刑事事件において先入観は持つべきではないと感じます。