この事例の依頼主
女性
相談前の状況
夫から婚姻費用の減額の調停を申し立てられ,審判により大幅に婚姻費用を減額された依頼者様からのご依頼でした。
解決への流れ
審判に対して即時抗告をし,減額した審判の不当性が一部認められました。残念ながら,減額自体は高等裁判所でも認められてしまいましたが,減額される金額を抑えることが出来ました。
女性
夫から婚姻費用の減額の調停を申し立てられ,審判により大幅に婚姻費用を減額された依頼者様からのご依頼でした。
審判に対して即時抗告をし,減額した審判の不当性が一部認められました。残念ながら,減額自体は高等裁判所でも認められてしまいましたが,減額される金額を抑えることが出来ました。
婚姻費用の算定は,算定表により簡易に計算することが出来ますが,住宅ローンの支払いがある場合で当該自宅に婚姻費用の支払いを受ける者が住む場合など,算定表だけは計算できないテクニカルな問題が出てきます。審判では,裁判官が提出された資料をもとに婚姻費用の金額について判断を下しますが,難しい言い回しであることや,専門的で内容的に難しい場合が多く,判断に誤りがある場合であっても,間違いに気付かないこともあります。不当な審判に対しては,即時抗告と呼ばれる不服申し立てにより,判断を覆すことのできる手続が用意されています。もっとも,審判を覆すためには,筋道を立てて,高等裁判所の裁判官を説得出来る材料が必要となりますので,専門家である弁護士の腕の見せ所だと思います。夫婦の問題で何かお困り事がある方は,まずはご相談ください。