この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
共働きの夫婦。育児と家事は妻の負担が大きく、夫の協力が不十分だったことから、夫婦関係が悪化し、離婚をしたいとのことで相談に来られました。子どもが病気の時などは、もっぱら妻が早退をして対応したり、日々のこまごまとした家事や育児はすべて妻が担当していました。夫は、朝食作ったり、妻が残業の時は定時に帰るなど、育児家事に参加しているという自負があったため、妻に家事育児の負担が偏っていることに気づかず、夫婦間のすれ違いがありました。
解決への流れ
調停で話し合いを進めていく中で、夫は、平日ジムに通うなど休息時間を確保していたが、妻には自由時間が全くなかったことや、家事育児のために妻の仕事に影響が出ていたことを理解しました。調停申立時には、夫から、もう一度やり直したいという申し入れがありましたが、妻としては実家の助けを借りながら自分のペースで生活をしたいとのことで離婚することになりました
夫がこれまでの妻の家事育児の負担を理解し、週に1回の面会交流は、子どもの習い事の付き添いをし妻が休める日を作るということで解決しました。夫側が早期に妻の苦労に理解を示したことで、週に1回の面会交流には、3人で過ごすこともあるほど関係が改善しました。