この事例の依頼主
70代 女性
相談前の状況
兄弟の事案です。相続のかなり前に預金から引き出された現金があったのですが,相手方は依頼者様に対し,そのような現金は存在しないかのように話し,のらりくらり応じ続けていました。
解決への流れ
依頼を受け,まず相手方に依頼を受けた旨の連絡をする前に,証拠を収集することを考えました。そこで,依頼者様と入念に打ち合わせをし,依頼者様に,私達の前で,録音をしながら相手方に対し電話をしてもらい,現金が存在するかのような発言を引き出しました。その後私達が提起した裁判では,この録音が大きな証拠となり,数百万円の支払いをしてもらう和解を成立させることができました。
この事件では,私達が依頼を受けたことをすぐ相手方に連絡すると,相手方は警戒するので,その連絡をしない状態で電話録音の証拠を残せたことが大きかったと思います。私達の事務所は,いつも同じようなやり方の事件遂行はせず,事案に合わせて柔軟にその事案に合ったやり方で,ベストな解決を目指します。